2025年6月1日(日)
TRYJPY(Bid) 3.649 USDTRY(Bid) 39.165
買われる兆しが全く見えないトルコリラ。
弱小通貨の円でさえ一方的に売られるというわけではなく、日によっては最強通貨になったりします。
ドルトルコ (左)とユーロトルコ(右)の日足チャート
上画像はドルトルコとユーロトルコの日足チャートです。
右肩上がりなのは一目瞭然。
つまり、ドルに対してもユーロに対しても売られ続け、リラの価値はひたすら下がっていきます。
今スワップ狙いでエントリーしているトルコリラ円に関係するのはドルトルコ。
2月初め 36リラ
3月初め 36.5リラ
4月初め 38リラ
5月初め 38.5リラ
6月初め 39.1リラ
4ヶ月で約3リラ上昇してます。この数字大事です。
今のドル円レートは144円。
ドルトルコが39.16リラだから、トルコリラ円は3.67円付近です。
もしこれが2月初めの36リラだったとしたら、トルコリラ円は4.0円あたりなわけです。
つまり、ドル円が下がった場合、スワップ目的でトルコリラをロングしている私たちは壊滅的なダメージを被ることになります。
例えはドル円が138円まで円高が進んだ場合、ドルトルコが40リラならトルコリラ円は3.45円になります。
3.5円を割り込むのもそう先の話では無くなってきています。
視点を変えて、ドルトルコのチャートを分析してみます。
このままの角度で上昇した場合、40リラに到達するのは7月初旬。
40というキリ番で止まらなかった場合、年末までの7カ月で約5リラほど上昇します。
年末にはドルトルコは44リラになります。
もしドル円が144円ならトルコリラ円は3.27円。
ドル円が138円まで下がっていたとしたら、トルコリラ円は3.13円です。
日銀が利上げして、一瞬でもドル円が135円あたりまで落ちたとしたら…
トルコリラ円は3.06円になります。
楽観的に考えると、突発的な事が無い限り、トルコリラ円は3円を割り込む事は無いとも言えます。
さて、現在平均約定単価は3.66円あたり。
(ここからは面倒なのでスプレッド計算は無しで考えますね)
550万通貨を保有しているので、トルコリラが3.3円まで落ちると仮定すると、為替損益はマイナス180万円。
7ヶ月間でもらえるスワップが1日2万円計算で420万円。
現在スワップで100万円ほど利益が出ているので、トータルスワップは520万円。
300万円程度のプラスにはなります…が…
トルコリラのスワップ生活の目的は、3年先、5年先、10年先の不労所得を得るため。
ならば、今はポジションを整理しておいて、必ず来るクラッシュを待つのがベストと考えます。
一瞬のクラッシュで3円割れたところでポジションをもてれば、一生お金に困らない生活ができます。
ターゲットは2.9円。
指値入れて待つのがベストな戦略と考えます。